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不登校の大学生の原因と解決方法を徹底解説!

大学生なのに不登校?と考える人がいると思いますが、実は大学生の不登校は少なくありません。

全大学生の3%が不登校になっており、100人いたら2~3人は不登校になる可能性があるといわれています。

不登校の定義は、文部科学省が以下のように公表しており、 「何らかの心理的、情緒的、身体や社会に対する恐怖心などの背景により、登校していない状況にあるため、年間30日以上欠席した者のうち病気や家計的な理由を除くもの。」

上記のように定められています。

上記文部科学省によると、年間30日ということで、およそ一か月登校していない者が不登校ということになりますね。

本記事では、大学生が不登校になってしまう原因と解決策をご紹介していきます。



大学生が不登校になる原因6選

まずは、大学生の不登校で悩んでいるのはあなただけではないということを頭に入れてください。

入学当初は予期していなかった不登校に陥った原因として、主に以下のことが考えられます。

【大学生が不登校になる原因①】友達ができない

大学で仲の良い友達ができない、お昼を食べる友達がいない等、一人でいることを恥ずかしいや怖いと考えてしまうことがあります。

大学に行くことに拒否反応を示してしまう場合があるのです。

【大学生が不登校になる原因②】いじめ

いじめと聞くと中学生から高校生を思い浮かべる方も多いです。

しかし大学では、先生などに管理されているわけではないので、いじめが発覚しにくいことがあげられるのです。

大学生は基本的に大人といわれる年齢なので、中学や高校よりも過激ないじめをうける可能性があります。

主に大学内のゼミやサークル・部活動、アルバイト先などでいじめにあうことで、伴う心身の影響で学校にいけなくなってしまうのです。

【大学生が不登校になる原因③】栄養不足

体の健康と心の健康は切っても切り離せないものであり、不登校は脳の栄養不足の可能性があります。

その栄養とはセロトニンと呼ばれており、セロトニンが欠乏すると、やる気が出ない・落ち込みやすい・集中力がない等の症状が出るでしょう。

セロトニン欠乏の原因としては、太陽光不足・運動不足・セロトニンの原料となる食品の摂取不足などがあげられます。

【大学生が不登校になる原因④】将来の不安

大学を卒業後に就職や自立など、過度な不安を感じすぎてネガティブな状態になり不登校になってしまうのです。

大学生の場合、生活費の一部又は全部を保護者に負担してもらっている方がほとんどだと思います。

将来的には保護者に頼らず自分で稼ぎ結婚や育児、家を買った場合はローンなど将来に不安を感じる方が多いです。

【大学生が不登校になる原因⑤】精神疾患

統合失調症やうつ病、パニック障害など、学内や学外での人間関係や食事などが精神疾患の症状に邪魔されて不登校になってしまいます。

不登校の背景に存在する主な精神疾患として、「適応障害・不安障害・気分障害・脅迫障害・パーソナリティ障害・統合失調症・対人恐怖などの妄想・広範性発達障害・注意欠如・多動性障害・知的障害・学習障害」などがあげられます。

精神疾患の症状により、学内や学外での人間関係の悪化や食事などが症状に邪魔されて不登校になってしまうことがあるのです。

【大学生が不登校になる原因⑥】対人関係の悩みからのネットゲーム依存

ゲームをすること自体は、用法容量を守れれば、息抜きやリフレッシュの方法として非常に有効です。

ゲームを話題に仲の良い友達ができることもあります。

問題にあげられるのが、現実逃避でゲームに没頭してしまうことです。

日常生活に支障をきたすレベルである場合は、ゲーム障害という心の病気になっている場合もあるでしょう。

現在高校生で学費を抑えたいという方は「学費が安い通信制高校をご紹介!」も参考にしてみましょう!

大学生の不登校の解決方法とは

大学生で不登校になってしまった方は、以下のことを試すことで解決することの手助けになればと思います。

【解決方法①】大学に通えてない自分を責めない

不登校の原因の一つとして、それはいつも自分を責めているからです。

不登校になってしまう方は総じて、自己肯定感が低いことがあげられます。

いつも自分を誰かと比べてしまい、悪いところや弱いところに目がいきがちで、自分を責めてしまうようになっているのです。

本来最大の味方であるはずの自分自身を敵にすることなく、少しのことでも自分を褒めてあげることをしましょう。

他人は他人、自分は自分と割り切って考えてあげることも大事です。

【解決方法②】誰かに不登校のことを打ち明ける

不登校になると、「人はできているのに自分はなぜできないのだろう」、「自分はダメなやつだ」とネガティブな思考になってしまいますよね。

そのような感情になってしまいますが安心してください、世の中にはあなたと同じように苦しみや悩みを抱えている人は大勢います。

同じような悩みや苦しみを乗り越えた人もたくさんいるのです。

最初に考えることとしては「不登校のきっかけが何にせよ、一人で悩まずに他人に頼る」ことが重要になってくるでしょう。

例にあげますと、

  • 大学の悩み相談部署
  • ゼミや担当先生
  • カウンセラー

などがあります。

大学によっては、対面だけでなくメールや電話などで相談に乗ってくれるところもあるでしょう。

不登校の心理状態で人に相談や助けを求めることはかなり勇気のいる行動です。

誰かに打ち明けることで前に一歩を踏み出せるので、勇気をもって最初の一歩を踏み出してみましょう。

【解決方法③】学外活動を行う

不登校が辛い理由として、頑張って不登校を克服しようと頑張っても、学校に行かない限り認められないことが挙げられます。

本来周りに評価されるようなスキルや能力があっても「でも学校にはいってないんだね」ということがあるのです。

学校に行かない限り自己肯定感があがることなく何に対しても無気力になってしまうでしょう。

無関心に陥りがちな学校生活と違い、学外活動は違います。

不登校というレッテルを張られることがなく、活動し周りに認められる経験は自分にとって大きな自信となるのです。

コミュニケーションスキルが原因で不登校になってしまうケースが多いので、学外活動を通して新たな人間関係の構築や、コミュニケーション能力に対しての自身につなげ、学校にいきやすくなります。

【解決方法④】情報収集する

大学で不登校になってしまう原因としては、「自分のやりたいことが正確に見つかってない」ことだと思います。

大学とは、教育機関ではなく研究機関であり、高校までの受動的な勉強ではなく能動的に学んでいくことが求められるでしょう。

とにかくいろいろな環境に足を運んでみたり、様々な人と話したり、インターネットを活用して情報収集することで、自分の将来を見定めていくことが大事です。

不登校の大学生に対して親にできること

不登校になるのは、なにかしら本人なりの事情があります。

本人なりの事情とは、たいがい「打ち明けてもどうせ理解されない」、「これを言っても大学に行かない理由にはならない」と思っているので、なかなか打ち明けてくれることはないでしょう。

 

不登校の大学生の心を回復させよう

大卒が当然になった今の時代で、親の立場としてはなんとか大学は卒業してほしいという思いが先行していることが現状です。

焦る気持ちは分かりますが、今はその気持ちをぐっとこらえてください。

子供の話に口をはさまず、否定やアドバイスもせず最後まで聞ける親はあまりいません。

無理やり理由を聞き出すことなどはできないので、子供がなにか話し始めたらとにかく黙って聞きましょう。

親に子供の気持ちを完全に理解することはできませんし、親の考えや価値観が子供とおなじはずはありません。

途中でなにか言いたくなってもますは、黙って話を聞いて、子供にとっての心の拠り所になってあげることが大事です。

まずは心を回復してあげることを考えましょう。

世間体を気にしないようにすることが大切

特に気を付けることとして、一つ目は世間体を気にせず、他人と比較しないことがあげられます。

心で思ったこととしても、子供の前では口に出してはいけません。

特に不登校でネガティブな状態のときに、他人と比較するようなことは心に大きな傷をつけてしまうので注意が必要です。

比較するなら本人の過去からの成長ぶりで比較してあげましょう。

二つ目としては、学校のことばかり話題にしないこと。

不登校になってしまった場合、子供は「学校=辛い場所」と考えてしまっており、「今日も学校行かないの?」、「いつから学校いくの?」などつい学校のことを口に出してしまいがちだと思います。

なるべく学校の話題は避けて、関係のないくだらない話をするようしましょう。

不登校の子供に対して心の拠り所になろう

心が回復してくると、親はまた学校にいってほしいと思ってしまうと思います。

登校してほしい気持ちは分かりますが、学校にいかないことで不幸になってしまうことや、働けなくなることはりません。

今はインターネットがあれば、興味のある勉強もできますし、オンラインスクールや勉強塾など学校以外の学びの場所はたくさんあります。

もちろん、戻れるなら元の学校に戻るのが一番ですが、それも難しいようであれば、他の大学に転校させてあげることも考えてあげたほうがよいです。

否定や支配はしない

まず不登校の子供は困った子ではなく、困っている子だと考えましょう。

子供に対して命令や批判をせずに感謝の言葉を言うことを心がけてください。

命令しないというのは、お風呂の際に「お風呂にはいりなさい」というのではなく、「お風呂が沸けたよ」ということで、子供に対して、選択の余地をあげます。

次に批判しないというのは、子供が学校にもいかずにずっとゲームをしていると、つい「いつまでゲームやっているの」や「学校にいかないならゲームやめなさい」といいがちですが、楽しそうにゲームをやっているなら、「どんな人とやっていたの?」や「どんなゲームしていたの?」と聞いてあげるようにしましょう。

聞くことに徹してあげると、子供のほうからいろいろ話してくれるようになり、心を開くキッカケになります。

最後に、何かほんの些細なことでいいので「これやってくれてありがとう」など感謝の言葉を伝えるようにしましょう。

人は感謝の気持ちを伝えられることで、伝えられた側が存在意義を感じ、誰かの役にたっていると思うことで、自分の存在に意味があると考えるようになります。

対策をきちんとして大学生の不登校を防ごう

いかがでしたでしょうか。

大学生もさまざまな理由で不登校になるのです。

本記事ではいくつか解決方法を書きましたが不登校に陥ってしまうと、ネガティブ思考になってしまい中々行動に移すことが難しいと思います。

辛いときは、世の中には同じ悩みや辛さを感じている人がたくさんいると考えてください。

孤独を感じる機会をなるべく少なくすることが必要になってくるでしょう。

過去にはあなたと同じような悩みを抱えて乗り越えた人もたくさんいます。

少しでも皆さんの悩みがなくなりますように、願っております。